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木製印材のすすめ

天然木の印鑑

ひと昔前までは印鑑の素材と言えば柘か黒水牛か象牙という感じでしたが、最近は加工技術の発達でさまざまな素材が印鑑に使われるようになっています。
ここでは当店で販売している天然木印材を詳しくご紹介致します。

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天然木と圧縮木材

木製の印材は、天然木を切り出してそのまま印材の形に加工したものと、特殊な技術で圧縮することで比重を高め、耐久性を高めた圧縮木材とがあります。
当店で販売している中では「柘(アカネ)」や「薩摩本柘」は前者、「彩樺」「智頭杉」「神楽ひのき」は後者の圧縮木材です。

昨今人気の高い圧縮木材の印鑑ですが、果たしてどれだけ耐久性に違いがあるのか・・・
試しに重さを測ってみました。

彫刻前の15mmの印材を基準に、
柘(アカネ) 8g < 薩摩本柘 10g 
< 神楽ひのき 11g < 智頭杉 13g 
< 楓 14g ≒ 彩樺 14g

ちなみに黒水牛とオランダ水牛は15g、象牙は流石の19gでした。
※同素材でも1本1本に多少の誤差はあります

単純に比重だけで判断するなら、薩摩本柘を基準にして彩樺などの圧縮材は40%程度耐久性が高く、黒水牛などに匹敵する硬度を備えていると言えますね。

薩摩本柘 柘は「木」へんに「石」という漢字からも分かる通り、木材の中でも硬質で古来から印鑑の材料として親しまれてきました。
なかでも「薩摩本柘」は鹿児島県産の上質材で、古くから繰り返し植林再生されている伝統的な木材です。
柘の原木は成長が遅く、成木まで50年以上かかります。
そのため目がしっかり詰まっており、耐久性はもとより見た目にもキメが細かく上品な色合いです。
黒水牛や圧縮木材に比べると耐久性では劣りますが、伝統的な印章店では木材はこの薩摩本柘しか使用しないというお店もあるほどです。

柘(アカネ) 薩摩本柘とよく比べられる「柘(アカネ)」は、海外産の柘に近い木(つまり柘ではありません)を加工したものでシャム柘やアカネなどさまざまな呼び方があります。
印材としては問題ありませんが、薩摩本柘と比べると密度が薄く木目もやや荒いものが多いようです。
計画的な伐採と植林で生産量がコントロールされている薩摩本柘よりも、安価で流通量の多い素材です。

彩樺 圧縮木材の代表格といえば彩樺(さいか)です。
北方寒冷地の広葉樹である真樺(バーチ材)に樹脂を加えた素材を圧密化することで、木材の中でもトップクラスの耐久性を誇ります。
美しい木目がはっきり出ており、レッド、ブラック、ナチュラル、ベージュと色の選択ができるのも人気の理由です。

おもに建築材や家具類に活用されてきた木材の圧縮技術ですが、それらの高級木材の端材を印材に利用することで環境にもやさしく官公庁や企業でも多く採用されている素材です。

楓(かえで) 広葉樹の楓材に無害なアクリル樹脂を真空含浸させることで、耐久性を高めた印材です。
圧縮材とは異なる製法ですが、同程度の硬度があり表面には独特の光沢があります。

北海道産の板屋楓やカナダ産のハードメイプルの端材を使用した環境に優しい素材で、美しい木目と高級感のある光沢から、特に女性に人気の高い素材です。

神楽ひのき 島根県産 高級ひのきの間伐材や端材を利用した地球に優しいエコ印材です。
高級材として知られるひのきや杉などの針葉樹は軟質な木材で、柘や楓などの広葉樹と比べると硬度が劣るため、印材には不向きとされていました。
これに特殊な圧密加工を施すことで天然の風合いは損なわずに堅牢性を高めて、印材として必要な硬度を実現しています。

人口樹脂を含ませて硬度を高める彩樺や楓と異なり、神楽ひのきと智頭杉は高温の水蒸気で一時的に軟度を高めた状態から圧縮していく加熱圧密加工を施しているため、完成した印材は天然木そのものです。

圧縮前の体積は2~4倍と用途によって様々ですが、ひのきや杉の優しい香り成分も密度濃く含まれているため、芳香性が増すのも圧縮木材の特徴です。

智頭杉 鳥取県智頭町産 高級杉の間伐材や端材を利用した地球に優しいエコ印材です。
高級材として知られるひのきや杉などの針葉樹は軟質な木材で、柘や楓などの広葉樹と比べると硬度が劣るため、印材には不向きとされていました。
これに特殊な圧密加工を施すことで天然の風合いは損なわずに堅牢性を高めて、印材として必要な硬度を実現しています。

人口樹脂を含ませて硬度を高める彩樺や楓と異なり、神楽ひのきと智頭杉は高温の水蒸気で一時的に軟度を高めた状態から圧縮していく加熱圧密加工を施しているため、完成した印材は天然木そのものです。

圧縮前の体積は2~4倍と用途によって様々ですが、ひのきや杉の優しい香り成分も密度濃く含まれているため、芳香性が増すのも圧縮木材の特徴です。

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木製印鑑のお手入れ

朱肉に含まれている油は印面をもろくします。特に木製の印鑑は朱肉の油を吸収しやすいため、捺印後は必ず朱肉を拭き取るように心がけて下さい。
また、衝撃にはあまり強くありませんので、大切な印鑑にキズがついたり欠けたりしないよう、印鑑ケースに入れて保管されることをオススメします。

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